電子化におけるJPEG・TIFF画像形式の違いを徹底比較!

TIFF(ティフ)画像形式 ─ 圧倒的な軽さが魅力 ─

電子化でおすすめするTIFF画像形式

モノクロTIFFの図面

大量の原稿をスキャンして電子化する場合、おすすめしているのがモノクロ2値のTIFF画像形式でのデータ保存です。

カラーやグレースケールのJPEG形式に比べて約10分の1以上という圧倒的に軽いデータに仕上がるため、ビュワーソフトのページ切り替えが速く、快適でスムーズな画像の閲覧が可能です。

軽いのでモノクロ画像をビュワーで閲覧するのに最適です

TIFF Group4圧縮(G4圧縮)によるデータの軽さが武器

白と黒だけ(モノクロ2値)で表すTIFF画像形式は、黒の部分だけがデータ量に反映され、白の部分はデータ量ゼロのため、フルカラーのカラーTIFFや多くの中間色を表示するグレースケールに比べて圧倒的に軽く仕上がります。

さらに複数あるTIFFの圧縮方法の中でも圧縮率が一番高いG4圧縮を使用することで、1データ当たりのデータ量をできる限り抑えて作成します。

これにより大量の原稿を電子化した場合でもデータベースの肥大化を防げます。

※電子化の分野ではモノクロ2値を用いることが多いTIFF画像形式ですが、印刷分野などで用いられることが多いカラーTIFFというカラーの詳細な画像形式もあります。

モノクロ2値のTIFFの長所

  • 中間色がないため、文字や線がクッキリハッキリ表示され見やすくなります。またそれが印刷時にも反映されます。
  • スキャンデータが重くなりがちなA0やA1の大型図面でも、ビュワーソフトで非常に軽快に閲覧出来ます。
  • 一度圧縮した画像でも、無圧縮に戻す際に画質の劣化が無い高画質データに戻すことができます(可逆圧縮)

モノクロ2値のTIFFの短所

  • 中間色の諧調表現が出来ず黒いベタ塗り部分が増えてしまうため、写真の表現は苦手です。
  • TIFF画像形式に対応した画像の加工編集ソフトがあまり多くありません。

さらに詳しくTIFF画像形式について知りたい方はこちら

ここまでは電子化分野におけるTIFF画像形式に絞って説明しました。下記ページではTIFF画像形式の特徴や圧縮形式について総合的により詳しく解説しています。

JPEG(ジェイペグ)画像形式 ─ カラーならではの高い識別性 ─

加工が容易なJPEG画像形式

カラーJPEGの図面

電子化した画像データを今後の業務で加工する必要がある場合、カラー画像、モノクロ画像ともJPEG形式で保存することをおすすめしています。モノクロの場合、スキャンする機器の設定をグレースケールにしてJPEG形式で保存します。

JPEG形式に対応している画像編集ソフトは種類も多く、フリーソフトなどで容易に入手出来ます。PDF形式でもソフトを使って文字を追加したり出来ますが、加工出来る範囲が限られてしまいます。

スマホやデジカメの画像としてもお馴染みの画像形式です

カラー画像の形式の代表格

デジタルカメラの画像形式としても採用されているため、カラー画像としては非常に一般的で汎用性が高い形式です。

JPEG画像の長所

  • 圧縮率を細かく指定できるので、自分の用途にあった圧縮率を選べます。
  • ファイルサイズを非常に小さく出来るので、メールやクラウド上でのやり取りを短時間で行うことが出来ます。
  • 1,680万色の豊富なカラー表現が可能なため、写真撮影やWeb用の画像形式として最適です。
  • 編集加工ソフトが豊富で、用途に合うものがすぐに見つかります。

JPEG画像の短所

  • 圧縮率を高くすると軽量化できますが、高くするほどに画像が荒くなります。また一度圧縮して劣化した画質は元に戻せません(不可逆圧縮)
  • 同じ圧縮率でもグラフィックソフトで保存を繰り返すほどに画質は粗くなってしまいます。

こんなケースはカラーで電子化しましょう

道路部分にだけ色がついている地図、配線が色分けされている配線図面、データ項目の訂正など朱書きの書き込みがある文章など、カラーであれば容易に識別がつく原稿にはJPEG形式をおすすめしています。

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